知的障害と診断された方の場合
知的障害と診断された方の場合
 知的障害(精神遅滞)は、生まれながらのものです。
そのため、20歳前障害に該当する障害です。
 
 障害年金において唯一、初診日の証明が必要ない障害でもあります。
 
 でも、初診日の証明が必要ないというだけの話で、ほかのものはすべて必要になります。

 ここが問題で、病院へ行くような病気ではないため、病院へ受診したのは「療育手帳を申請するとき」だけでした。
遡り請求をするためには、20歳前後3ヶ月の診断書の提出が必要です。
病気ではないので、その頃に一切、病院へ行っていませんでした。

 診断書が取れないところは審査しようがない。

 今後の取り扱いの変更を期待したいものですが、現状では、事後重症請求しか道はなかったことになります。

 この方の場合、親御さんから見ると「誰が見ても障害者」だったことから、親御さんが本人の代理で障害年金の申請をしていました。

 でも、思いもかけず不支給となってしまい、慌ててある社労士事務所に審査請求をお願いされたそうです。でもダメだった。

 障害年金を本当に知っている社労士が少ないため、その社労士事務所も、一応は、障害年金に力をいれていますと謳っているところですが、結局、そういうことだったのかなと思います。

 話をお聞きすると、私ならしない、無用な手続きをされたようで、結果、無用な時間をかけてしまったのではないかと推測します。
 
 ツテを頼ってのご相談でした。

 色々な角度で手を尽くさせていただいた結果、障害基礎年金の2級の受給が決定しました。

 今回ダメだったらもうあきらめようと思われていたそうです。

 かなり喜んでいただいて、電話やメールでお礼を言われた後、代理でご相談に来られた方が、手作りのポーチを私のために作って送ってくださいました。私のイニシャル入りでした。

 私も、長い道のりだったことに思いをはせ、何とかして差し上げたかったので、そこまで喜んでいただいて私の方がうるっと来てしまいました。
 
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